配色や並べ方で大きく見え方が変わる
のぼり旗を立てる場合、少し工夫することでクライアントへの効果が変わることがあります。
例えばまったく違う配色で、同じ内容のものを組み合わせると
華やかな雰囲気になったり、店舗の存在感をアピールすることが可能です。
各種イベントや開店時などの何かしらの雰囲気作りに向いているでしょう。
たくさんあるのぼり旗の中で、1本だけ異なる色のものを立てると
そののぼりの内容を目立たせることが可能です。
お勧めのメニューやサービス、売り上げに貢献できるような
商品などのアピールに向いているでしょう。
すべて同じものをたくさん配置した時、店舗に統一感が生まれたり
上品な雰囲気を醸し出したり、専門店などのブランドイメージを
強める場合に効果的です。
のぼりの内容が違っても同系色の場合、統一感があり、
バラエティ豊かなサービス内容をアピールすることができます。
一般的にのぼりは縦のラインに設置し、店舗の前に駐車場があるなら
車輪止めの後ろの方に店舗に向かって一直線に設置するのが多く、
クライアントの動線も邪魔しません。店舗と駐車場に距離があったり
店舗が道路に面しているなら有効的で、ドライバーにアピールすることが可能です。
店舗の側面が道路にあり、店舗前に駐車場があるなら、よこ型にしても効果があります。
のぼり旗の色や配置を少しアレンジすることでさまざまな効果が生まれ
何をアピールするかに応じてさまざまなバリエーションを使い分けると良いでしょう。
ニュートンとゲーテが色の第一人者?!2人の色の考え方とは
ニュートンとゲーテはどちらも色彩に関して重要な論述をしていますが、その考え方は根本から違っていたようです。
「万有引力」を発見した物理学者として知られているニュートンは、実は光と色彩の第一人者であり、1704年に光学を発表しました。
ニュートンの光学は、「光」に対する研究とされており、「闇」は単なる光の欠如だと述べています。
しかしそれに反対したのがゲーテです。ゲーテはドイツの詩人、小説家、自然科学者としても有名です。
ゲーテが1810年に発表した色彩論では「闇」は、光と共に色彩現象の両極をになう重要な要素であると論述されています。
もしもこの世界に光だけしか存在していなかったら、色彩は成立せず、もちろん闇だけでも成立しないというのが主な論です。
光と闇の中間にあって、この両極が作用し合う「くもり」の中で色彩は成立するとしており、我々の見ている色彩は「くもり」の中で
発生しています。光から近い色は黄色、闇から近い色は青色など、光と闇とが重なり合うことで色彩が発生しているということです。
色彩は数学のように単純な答えが出るものではないからこそ、ニュートンとゲーテからさらに発達した考え方が今なお生まれています。